オバマ大統領のスピード感

 オバマ新大統領は、経済再生問題、イラク問題、温暖化問題、テロ容疑者問題、妊娠中絶問題、と矢継ぎ早に新政策を実行に移している。なんというスピード感だろう!日本の麻生総理が、解散すらできず、補正予算も昨年中には提出すらできず・・・。
 アメリカ大統領選挙は、08年1月の「予備選挙」から本格化し、10ヶ月以上にわたって戦われる。この中で、候補のすべてがさらけ出されてくる。一方、日本の総理は、自民党総裁選のたった12日間で決まってしまう。麻生総理のマニフェストは、薄っぺらな数枚のものであった。
 さらに言えば、麻生総理の政権基盤である衆議院の議席は、小泉郵政解散で得たもの。麻生総理は、選挙をしないまま、小泉さんの構造改革で受け継いだ基盤と正反対の政策を行っている。日米の民主主義の差を痛感させられる。
 日本は議院内閣制、アメリカは大統領制という、制度の違いはもちろんある。しかし、それでも、解散権を含めて総理の実権は大きい。なによりも、郵政改革を議会で否定されて(それも、参院で)、衆院解散でそれに対抗できるという実例を小泉さんは示してくれた。
 世界不況は、想像を超えたスピードで進行している。この麻生総理のスピード感なき対応で、日本はますます世界から取り残されていってしまうのだろうか・・・。