サイテーの追加経済対策

 2兆円の給付金、土日の高速道路料金一律化・・・、まさにばらまきの追加経済対策だ。アメリカでは、税金を現金で戻すことを「ヘリコプターマネー」と呼ぶことがある。国民すべてに現金を渡すことを、ヘリコプターで現金を国土にまくようになぞらえたのである。
 こんなものが、消費増につながるわけがない。景気に効果がでるためには、国民は配られた現金を、あらたな消費に使う必要がある。今まで買いたくて買えなかった、3万円の何かを、買うことではじめて給付金は消費増、景気回復に有効となる。しかし、将来の景気に不安を抱え、あるいは、株で数百万円単位で損をした人が、こういった行動をとるだろうか?
 土日の高速道路料金の一律化も大いに疑問だ。たとえば、3000円の高速道路料金が1000円になることで、国民はドライブにでかける気持になるだろうか?
 各省庁から、景気回復のアイデアを集めて、それをまとめただけ追加経済対策。たんなるばらまきである。5兆円もの巨費を使うのであれば、もっと将来につながる分野へ集中すべきだったのではないか。日本中にブロードバンド回線を引く「ブロードバンドゼロ解消」を前倒しするとか、いろいろな政策がありえるはずだ。
 各省庁に、そんな政策を出させて、競わせてることもなく、平凡な政策を並べただけ・・・。「サイテー」といわざるをえない。