プラごみ

 家庭ごみで、プラスチックごみを燃やすか、燃やさないか・・・、自治体間で制度が分かれている。かつては、プラスチックごみは、焼却温度を高めて焼却炉を傷めるなどの理由で、燃やさず、埋め立てなどに回されてた。しかし、ダイオキシンが問題となり、ダイオキシンは700度程度のそれまでの燃焼温度で発生することが明らかになった。そこで、燃焼温度を1000度近くまで上げて、ダイオキシンの発生を抑えることとなった。(もちろん、温度だけではなく、バグフィルターなどの除去装置もつけられることとなった)
 焼却炉も高温に耐えるものに変えられていった。ここでプラスチックごみは燃やせることとなったのであるが、自治体間で、燃やすごみとするところと、燃やさないごみのままにするところとに分かれた。
 私自身は、燃やす派、である。プラスチックごみを燃やさないところは、一般の家庭ごみだけでは炉の温度が上がらず、わざわざ灯油、重油、ガスなどを燃料として加える場合もある。埋め立て地の不足も深刻である。東京でも、23区で中央、文教、大田、世田谷など7区が、相次いでプラごみを燃やすことに制度を変えた。
 一方、プラスチックごみは、かつてのように埋め立てられるのではなく、リサイクルにまわされるようになっている。プラスチックごみは、燃やす、埋める、リサイクル、という3つの選択肢の中にある。燃やすことで、焼却熱が発電や温水プールなど利用される。この熱で資源を利用することを「サーマル(熱)リサイクル」と呼ぶ。相当のコストをかけて、リサイクルするよりは、熱で回収するのが一番、という考え方だ。
 ただ、サーマルリサイクルでは、CO2を発生させるので、地球温暖化には逆効果との見方もあるが、すでに述べたように、炉の温度を上げるために、わざわざ重油などを加えるよりは合理的かもしれない。
 いずれにせよ、プラスチックごみを、燃やすのか、リサイクルするのか、埋めるのか、が自治体間で異なるのもおかしな話である。どの方式が、地球環境や温暖化、コストなどから総合的に判断して合理的なのか、そろそろしっかりと議論して結論を出す時期なのではないか。