プロ野球に「1リーグ・2部制」を

プロ野球機構と,選手会との妥協が成立。プロ野球のストは回避されました。ただ,今回の騒動の発端となった問題は解決されていない,というのが私の見解です。
プロ野球界の最大の収入源は,巨人戦の全国ネットの放映権料です。これが1試合1億円超。巨人戦140試合で150億円以上になります。現在,セパ12球団では,この放映権料で見ると
巨人   75億円(主催70試合)
セ5球団 15億円(巨人戦14試合)
パ5球団  0億円
となります。いわば,セ5球団は,15億円の経営上のゲタがあり,パにはそれがない。この結果,パリーグの全球団は赤字となり,またその負担に耐えるだけの「宣伝効果」もない,状況にあります。だから,近鉄の撤退であり,西武ですら,負担にあえいでいるのです。

悪評高い,渡辺オーナーの「1リーグ」制は,この150億円の放映権料を,全球団(10?)で分け合おう,というもので,パリーグの救済策で,それなりの経済的な合理性はあったと考えています。ここでは,相変わらず巨人は,主催試合分の75億円は得られますが,残りの75億円を,9球団で分け合うことになります。つまり,
巨人 75億円
他    8億円
ということです。
今回の決定では,セは15億円のゲタ,パはゼロ,といった問題は一切解決されないのです。その意味で,パの新規参入を含めた6球団の経営危機は続き,次の合併,撤退がいつ起きるかわからない状況だと思います。
さらに,現在の巨人戦の1億円の放映権料も,今のプロ野球人気やテレビ視聴率からすると,来年度以降,維持される可能性は低いと見ざるを得ません。
私は,Jリーグ方式の導入がいいのでは?と考えています。
①放映権料は,機構が取得して,全球団に分配
②「1リーグ」制にして,8+6 といった1部,2部分割。
③1部は,現在のパリーグの「プレーオフ」導入
④1部の,下位2チームは,2部との「入れ替え戦」を導入
⑤2部リーグは,弾力的に新規参入を認める。1部昇格時に厳格審査
どうでしょうか?1部は,プレーオフがあるので,最後まで「3位争い」で盛り上がるでしょうし,リーグ残留の「6位争い」も見逃せない・・。
また,新規参入は,2部にすれば,現在名前の挙がっている,3企業(楽天,ライブドア,シダックス)すべての参入も可能です。2部は,奇数になってもしかたないでしょう。