中川昭一氏のもうろう会見が、日本を救う?

 日米の株価は、見事な連動を見せていた。さらに、ドルと円という単位をはずせば、数値自体も一致してきた。アメリカが8000(ドル)を切れば、日本の8000(円)を切る、というように。
 しかし、中川もうろう会見以降、この傾向にずれが生じてきた。ダウが下げて7000(ドル)を切ったのにたいして、逆に日経平均は、値を上げて7000(円)を維持している。
 その要因の一つに、「円安」があるのは間違いない。この間、90円を切るところから、98円、99円と10円近い円安となっている。輸出産業の想定レートの100円に近づいてきた。トヨタなどは、1円の円安で、400億円の差益と言われているので、この間だけで4000億円の収益改善につながったと見ることもできる。
 問題は、なぜ急に円安が進行したか、である。そもそも、円高が急激だったからそれを戻しただけ、と見ることも可能であろう。しかし、100円という水準自体が私は過度の円安だったと見ているので、むしろ異常な円安水準に戻りつつあると考えたほうがいいと思っている。
 そうなると、円安の原因は、世界中に放映された中川もうろう会見にあると見てもいいのではないだろうか。あのような人間を、最重要大臣に据えていた日本、またあの会見を止められなかった危機管理能力に欠ける日本、そういった世界の認識が、日本売り=円安につながっているのではないだろうか?
 今日は株安ではあるが、アメリカの6600ドル割れにたいして、日本はまだ7200円前後。この相対的な株高の原因は、中川もうろう会見にあり・・・。これをうがった見方と否定できるだろうか?