亀井モラトリアムは、徳政令か?

銀行から、資金を借りている中小企業や、住宅ローンを受けている個人に「3年間返済を猶予する」という、亀井静香金融担当大臣の「モラトリアム」。
経済政策を勉強して、30年近くになりますが、この間で見聞きした政策の中で、最悪クラスですね。借りた金を返す、という資本主義のもっとも基本的な原理の否定ですから。市場は正直で、銀行株は下がり、銀行は、融資を控え始めました。当たり前です!融資が返済されないところに、融資をするなど、銀行経営としてはありえないことです。
亀井さんが救おうとしている中小企業の方たちのほとんどが、もっとも望んでいるのは、融資の継続です。返済の猶予ではないのです。返済が猶予されるかわりに、事実上、融資がストップしてしまう。かえって事業継続にはマイナスです!
中小企業支援は、民間の銀行に強制することではなく、政府の支援として行うべきです。信用保証協会や、政府系金融機関の活用などいくらでも手はあるのです。