再処理問題③

 核燃料再処理の中で出てくる高レベル廃棄物は、ガラスで固化され、1メートルほどの「キャニスター」に入れられる。これは、高温を発するもので、30年から50年、冷却保存され、その後、3-500メートルほどの地下(地層)に埋められて最終処分されることになっている。年1000トン出ている日本の使用済み核燃料を、すでにたまっている分をすべて処理すると、20000本を超えるガラス固化体=キャニスターが出るといわれている。
 日本ではこの処理はまだできておらず、フランスなどに使用済み核燃料を持って行き、そこで処理してもらい、高レベル廃棄物であるガラス固化体が日本に戻されている。すでに、1500本が、六ヶ所村などで保存されている。
 その処理を日本で行おうというのが、六ヶ所村の再処理工場である。このガラス固化の技術は、「ガラス固化体は、フランス、ベルギー、アメリカ、日本で、これまで約9,000本以上の製造実績があり、確立された技術です。(電気事業連合会HPより)」とされており、私もそう思っていた。まさかその段階で、ここまでトラブルが続出するとは、まったく想定外であった。しかし、この状況を政府(原子力委員会)は
「核燃料サイクルの中核的な施設である六ヶ所再処理工場の建設は現在その最終段階にあり、本格操業開始に向けて使用済燃料を用いた試験が初期トラブルを克服しながら進められている。」(平成19年「原子力白書」)
こう認識している。「初期トラブルを克服」だって?????
こんなレベルの認識だから、事故が続発して、試験完了が延期され続けているのではないか?この一種の隠蔽体質をなんとかしないと、原発全体に対する国民の不安は消えることがないだろう。
 原発はCO2を排出しないエネルギーである。だからこそ、政府や六ヶ所村の日本原燃に猛省を促したい。