北朝鮮と憲法前文

 北朝鮮が核実験を強行。国連など国際社会の批判を浴び、制裁が検討されています。いろいろなことを、考えさせられます。ミサイル発射時には、中国をはじめ、ロシアなどが親北朝鮮の立場で、厳しい対応に抵抗していました。北朝鮮という国家の本質を、見抜けなかったということでしょう。核実験強行を見てはじめて、厳しい対応に変わりつつあります。
 もう一つ考えさせられたのが、憲法前文。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」のですが、諸国民が決して「平和を愛する」こともなく、「公正と信義」を持っているわけでもない現実を、どう考えればいいのでしょうか?他国に違法に進入して、その国民を拉致していくような国が現実に存在する時代に、北朝鮮を含めた「諸国民の公正と信義」を信頼していいのかどうか、ですね。
 さらにもう一つ。核については、持った者勝ち、の国際システムになっています。1万発もの核をもつ米ロに、ほんとうに北朝鮮を責める資格があるのでしょうか?
 日本が、公正と信義ではなくて、脅威や悪意、対立が渦巻く国際社会の中にあることを、しっかりと見つめ直す必要があると思います。