北朝鮮ミサイル、日本外交の試金石

 国連安保理で、北朝鮮のミサイル(飛翔体?)発射にたいする議論が行われている。北朝鮮に対する拘束力のある非難決議をすべきとする、日・米の「強行派」と、拘束力のない議長声明などで対応すべきとする、中・露の「穏健派」が対立している。
 驚いたのは、日本の強硬姿勢である。今までの日本外交は、国家間の対立を避けるという調整型で進められてきた。しかし、今回はアメリカを巻き込み、強く国益を主張している。ここまで国際舞台で日本が、自らの立場を強調したのははじめだったのではないか。
 どこかで議論は収束させなければならないし、それがどちらに有利になるかは、まったく予断を許さない。しかし、ここまで妥協せずに、しっかりと対北朝鮮の強硬姿勢を示し続けたことは、私は評価したい。特に、伝統的に親日といわれるアメリカ保守党にとって代わった、民主党オバマ大統領を味方に引きつけながらの強硬姿勢には、こんな外交手腕が外務省にあったのかと、正直驚いている。