千葉県不正経理を考える

 1.4兆円vs88.5兆円。千葉県と日本国の今年度一般会計当初予算規模である。国は、千葉の64倍の規模であるから、千葉県の不正30億円は、国でいうと1920億円に相当する。会計検査院の指摘金額の1200億円を大きく超過する(検査院の調査対象は、一般会計だけではないが・・・)。
 その不正の中身は、会計検査院が見れば一目でわかる稚拙、悪質なもの。要するに、千葉県では、会計検査がまったく正当に行われてこなかったということだ。
 堂本前知事の責任は重大だ。私も、社外取締役ということで、いろいろな内部告発文書が届く。もちろん信用できないものもあるが、それなりの内容を持つものも多い。知事のところに、多数の不正告発文が届いていたことは想像に難くない。森田知事も、就任後、「いろいろ不正が耳に入ってきた」と言っている。
 もし、不正を見て見ぬふりをしていたのなら、堂本前知事の責任は重大だ。また、気がつかなかったのであれば、行政のトップとしての資格がなかった、ということだ。
 千葉では、堂本県政から森田県政への「政権交代」。国では、自民党から民主党への政権交代。千葉のようなことは、国でも起こってくるだろう。だからこそ、政権交代は必要なのだ。