古紙問題で「声を荒げる」

 郵便ハガキの古紙偽装問題で、日経エコロジーの取材を受けました。その記事の冒頭が「『92年に再生紙はがきを発売して以来、たった1度も40%の古紙配合率が守られたことはない』ー日本郵政グループの松原聡・郵政事業社外取締役は、こう声を荒げる」。でした(日経エコロジー、4月号、40ページ)
 声を荒げる、というのは格好が悪いのですが、たしかに製紙業界に対しては本当に怒っています。郵政は、製紙業界も入った研究会をしっかりやって、40%の古紙配合率で行けるとして発注。それを、最初の発注から、ほぼ15年にわたって、1度たりとも40%を守らないばかりか、大半が1から6%の古紙配合・・。ひどいものです。
 この間の偽装はがきは、577億枚に及びます・・・。郵政は、この枚数を国民に対して、古紙40%配合とウソをいって販売してきたのです。
 日本郵便の取締役として、しっかりと製紙業界に対して公式抗議すべきだと提起している最中です。日本郵便では、新たにはばきの古紙配合についての研究会を立ち上げて、検討を始めました。個人的には、安易に古紙配合率を実態に合わせて下げるのではなく、それなりの水準をなんとか維持して、森林伐採を抑えるといった環境配慮に努めるべきだと考えています。