大分教員採用取り消しは、これでいいのか?

 大分県で、教員採用された方の3割、21人が採用取り消しとなった。「依頼」で、点数が加算されて合格したと認定された方だ。
 しかし、「依頼」はしたが、合格点に達していた方は、なぜ不問なのか?そこには金品のやりとりがあったはず。その責任は、点数が加算されようがされまいが、変わらないはずだ。当然、依頼した人、依頼された人も同罪だ。
 しかし、この事件のもう一つの問題は、教育界にはびこる、「贈収賄」体質ではないか?親の担任への中元、お歳暮は当たり前。それをしない親の子供は、内申書が決まる時の評価だけが低くなる、なんて話は、私の周辺でもよく聞く。高額な中元をもらったおかえしを、内申書の点でしていると疑いたくなる。
 おそらく子息を合格させるために商品券を送った教員は、普段から親から商品券を受け取っていたのだろう。本人が管理職になるために、商品券を送る。また、その本人が今度は部下から商品券を受け取る立場になる。
 一番公平が必要なはずの、教育現場が、親から担任から、教育委員会から、すべてが商品券まみれだったのではないか?まずは、教員採用でその悪習を踏襲した者全員を、採用取り消しにすべきだ。また、親からの金品の受け取りは、全面禁止にするのも同様だ。
 「お世話になった」といっても、教員は正当な報酬の下で行う、業務をしただけの話。それに、金品でこたえなければならない理由はないはずだ。
 ちなみに私も教員の一人。今は、「金品は受け取らないオーラ」が出ているのか、まったくつけとどけはないが、前任校時代は、成績をつける時期に、お歳暮などがとどくことはあった。すべて送り返していたし、家族か間違えたあけてしまったときは、丁寧にセロテープで包装を修復して返送したものだ。