小沢氏秘書以外は、西松建設ダミーを知らなかったのか?

 検察の西松建設のOB政治団体に関わる強制捜査の根拠は、以下の2点である。
 ①西松建設は、政治家個人への企業献金が禁止されているため、政治団体を作り、そこを迂回して政治家個人への献金を行った。その政治団体が、政治家個人への献金の隠れ蓑だったことは、西松社員が会員であり、また社員の会費を、ボーナス等で西松が負担していた。
 ②献金を受け取った側の小沢氏秘書は、①の事実を知っていた。
 いまのところ、①、②を同時に満たしているのが、小沢氏秘書であり、かつこの迂回献金の多くが小沢氏に流れたことが、小沢氏秘書の強制捜査につながっている。
 しかし、①が事実であれば、西松が作った政治団体が寄付した4億8千万円を受けた全政治家は、問題となり、実際、森元総理、二階大臣らは、「返金」を表明している。彼らが、②に、つまり迂回献金だと知っていることが明らかになれば、小沢氏秘書と同じく、強制捜査の対象となる。
 常識的には、皆、知っていたとみるべきだ。そもそも、西松はここまでムリをして迂回献金をしたのは、政治家個人へ、浄財として献金するためでなく、西松という企業のためである。であれば、このOB政治団体が、西松の隠れ蓑であることを、政治家に伝えなければ寄付の意味がない。
 もう、笑うしかなかったのが、寄付を受けた側の政治資金報告書の、OB政治団体の住所が、届け出た「千代田区平河町」ではなく、西松本社の「港区六本木」と記載されている例が複数みつかったこと。偶然の住所記載ミスが、西松本社の住所になるわけがない!!!寄付を受けた側が、OB政治団体が、西松そのものであることは、政界の常識だったとみるべきだ。