少年よ、プロ野球を目指すな!

 日本プロ野球組織(NPB)が、ドラフト有力選手とみられた新日石、田沢純一投手が、アメリカ球界入りを表明。今後、彼のような有力選手のアメリカ流出を恐れて、ドラフトを拒否して直接アメリカ球界入りした選手は、帰国後、高卒選手は3年、大学・社会人選手は2年、日本のプロ球団と契約できないとした。
 ひどいペナルティである。この規定によれば、田沢選手は、日本に戻っても2年間はプレーができない。アメリカ球団を退団すれば、事実上の引退になってしまう。
 そもそも、ドラフト制度は、選手の権利を大きく奪うもの。たとえば、プロか早大かで、早大を選んだ斉藤投手。早大を退学しても、入学後4年間はプロ入りできない・・。大学中退の選手は、社会人野球に所属して、その間をすごさざるをえない。
 一方、サッカーを見れば、高校生、大学生が学生のままプロの試合に出たり、大学中退でのプロ入りも自由。これでどんな弊害が起きているのだろう?特に、今回の田沢問題は、最悪。ドラフト一位が予想される選手の海外流出に、あわてて「防止策」を出す、などは論外の対応。こんな身分の自由が縛られていた封建時代をほうふつさせるような対応がなぜ許されているのだろうか?
 自由で公正な競争を目指している規制改革論者として、本当に気分が悪くなるようなNPB田沢問題でした。