情報公開

審議会等の情報公開にはいくつかのパターンがあります。一番オープンなものは,審議会に記者の同席を認めるもの。その上で,議事録などが公開されます。次が,審議会の議事録の完全公開。「あー」とか「うー」まで公開されます。その次が,議事要旨の公開。これは,発言がコンパクトにまとめられて公開されます。そして,最後が「非公開」です。 道路の第三者委員会が,猪瀬直樹さんの提言で,一番オープンな「記者同席」公開となりました。一方,郵政懇談会の勉強会は,実質的な最終報告に向けての審議が進んでいるにもかかわらず「完全非公開」です。この差は大きい!国民の監視の目がない中で,いわば密室で郵政民営化の最終報告が作られようとしています。ひどい話です。 私が審議会の情報公開にこだわるのは,総務庁の「特殊法人情報公開」の参与をしていたときの経験からです。審議会の中で,私の意見が孤立して,まったく意見がかみ合わなくなったときです。肩を落として会場を去ったときに,審議会を傍聴していた複数の記者が駆け寄ってくれて,「松原さんの発言が,いちばん納得できる」と声をかけてくれたのです。もちろん,記者の個人的意見ではありますが,背後には国民の世論がある,と思いました。いかにこれで,勇気付けられたか! 国の将来,国民生活の今後を審議会というものは決めていくのですから,国民監視の中で,オープンに議論を進めなければなりません。しかしながら,郵政懇談会の勉強会では,どうがんばっても,私の意見は通りませんでした。ちなみに,記者を同席させてください,なんていうムリはいわずに,最低限,勉強会終了後に,座長の記者会見だけでもして欲しい,と懇願したのですが,ダメでした。本当にひどい話です。(ちなみに,座長会見すらできない,というのなら,委員辞職も考える,とまで発言したのですが・・・・)