放送三題③「TBS・リンカーン」にドキュメンタリー大賞を!

 TBS系のリンカーン(11月4日)で、「世界ウルリン滞在記」を見た。フットボールアワーの後藤が、東京・中野の「ヲタク」グループを密着取材。私自身もよくわからない「ヲタク」の世界。彼らの「ヲタ芸」。
 後藤が生活をともにしながら取材する中で、彼ら一人一人がなぜヲタクになり、グループを組んでいるかが明らかに。皆が、学校や職場でいじめられた経験を持ち、ヲタクのグループが唯一の「仲間」なんだと。いじめられた学校生活では青春はなく、このグループとの交流が青春なのだと・・・。
 バラエティ番組の1コーナーなので、やらせもあるのだろうが、私はドキュメンタリーとして感動して見入ってしまった。あまり注目されることのない「ヲタク」グループの内実に見事に切り込んでいたと思う。私が素直にこのコーナーをみられたのは、マスコミにありがちな「報道の良心」的ないやらしさがなく、バラエティの枠の中で素直な(というか、シンプルな視聴率狙いというか・・・)発想での作りが良かったからだとも思う。
 個人的には「ドキュメンタリー大賞」のようなものを取ってもおかしくない、いいコーナーだったと思う。