新型インフル対策、厚労省の失政も

 水際作戦で、4人の患者をみつけ、50人近い人を「隔離」。この間に、国内では二次感染が拡がっていた。この間の厚労省の対応は、帰国者の感染者捜しに終始していた。水際しかり、さらに国内でも、「帰国者で風邪・発熱」症状のある患者の方を見つけ出すことに終始していた。
 その間に、大阪の高校生を中心に二次感染が拡がっていた。厚労省は、国内二次感染の発生の有無にも最大限の注意を払うべきであった。季節外れの「季節性インフルエンザ」の蔓延を見つけ出す作業をすべきではなかったのか。
 舛添大臣は、水際作戦を「新型インフルエンザの進入を遅らせる効果があり、その間に対応が取れる」と言っていたが、水際作戦に集中して、国内二次感染の抑制に失敗したのではないか。所詮は新型インフルエンザが蔓延してしまうにしても、大阪の高校生たちのインフルエンザ症状を「新型」だと、もっと早い時期に認識できていれば、より早い時期の休校措置や、スポーツ大会の中止などの措置がとられたのではないか。
 日曜日のテレビ番組で、コメンテーターが舛添大臣の言葉をそのまま使って「水際作戦は、国内進入を遅らせる効果はあったんです」と強調していたのには、思わず失笑してしまった。