景気

6日サンデープロジェクトで、株価についてコメントしました。私の株価観は ①10000円を切る株価は、歴史的に見ても、国際比較しても安すぎる ②企業の収益の回復度合いは高い 問題は、それにもかかわらず、なぜ株価が低迷していたか、ですが ③銀行等の経営破綻への不安 ④欧米経済のデフレ懸念 ⑤SARSやイラク戦争 といった、不安要因によっていた、と考えられます。

その不安要因が ⑥りそなの処理で、政府は銀行を破綻させず、かつ、経営責任は追及しても、株主責任は不問にしたこと ⑦アメリカ経済が 1 政府の強力なデフレ対策が出揃ったこと 2 イラク戦争が早期に終結したこと で、回復基調であること ⑧SARSの終結 でいずれも、解消されたと見られます。

そこで、いわば天井がはずされた形で、株価上昇局面に入ったと見ています。

今後、株価上昇の懸念には ⑨国債価格の下落(長期金利の上昇) ⑩消費低迷の回復の兆しが見えないこと などがあげられます。

しかし、本格的な株価上昇に結びつく景気の回復は、まだだとしても、ある程度の水準(15000円ほど)までの株価上昇力はある、と見ていいと思います。

いくつか挙げた株価の下落要因でもっとも大きいのが、銀行経営への不安だったと思います。また、その銀行にたいする政府の処置方針がなかなか見えなかった点でしょう。いくつかシナリオはあり得たと思います。 ⑪破綻させて、ペイオフ ⑫今回の措置(破綻前公的資金注入、株主責任不問) ⑬決算不透明なまま、処理先送り といった中で、②が取られたことが、市場から評価されたと見るべきです。この⑪と⑫が「改革路線」、⑬が守旧路線ですから、今回の株価上昇は、改革路線の成果、と見ていいのではないでしょうか?