核再処理ー日本の技術はどうなっている?①

 六ヶ所村の核再処理工場でまたトラブル。いったい、日本の原子力を巡る技術、その管理はどうなっているのか?
 原発を動かせば、使用済み核燃料という「ゴミ」が出る。日本はその「ゴミ」を処理するシステムをもたなかった。ひどい話である。そのゴミは、各原発のプール(柏崎原発で、地震の時に水があふれたもの・・)に貯蔵されていた。そのゴミが、青森県六ヶ所村の「再処理工場」で処理されることとなった。
 使用済み核燃料の中には、再度核燃料に使える「プルトニウム」などが。まずそれを抽出する。同時に、もっとも高濃度の「高レベル廃棄物」も出てきてしまう。いわば、使用済み核燃料全体の中に薄まっていた廃棄物が抽出されるということである。
 そのもっとも危険な「高レベル廃棄物」は、ガラス固化するのだが、その行程で試験中に事故が続発。今年7月の試験完了・完工予定が11月に延期され、さらに2月に。そして12月11日、さらなる事故が判明。2月の予定は、さらにさらにさらに延期されることとなった。
 この再処理技術は、なにも世界の最先端のものではない。フランスやイギリスですでに稼働中である。それが日本では動かないのであるからヒドイ話である。
 私はこの工場を何回も視察している。いかに「安全」か、との説明を繰り返し受けてきた。それが、実証試験の段階で事故が続発。再処理工場の運用開始ができないでいる。日本の原子力に関わる技術やその安全管理自体に根本的な疑問を呈さざるを得ない事態である。