森本毅郎スタンバイ:人口問題

厚生省の社会保障・人口問題研究所が,日本の人口の将来予測を発表。2050年には総人口が1億人を切る,というショッキングなもの。50年間で,人口の5分の1,やく2500万人が減ってしまうことになる。

私はこの数字より,この研究所の今までの予測の「ハズレ」を問題にしたい。出生率が下がり続けているのは周知の事実なのに,ここは以前から出生率は上昇に転ずると言い続けている。なんでこんな初歩的なミスを繰り返して,誤った予測を出し続けてきたのか?

ここの予測に基づいて,日本の福祉などの将来計画が立てられるわけだから,ここの予測の間違いは実に大きな意味を持つ。あまりショッキングな予想を出すと,対策もたてられないので,そこそこの数値を出したとしか思えないが…・。

(言い残しコーナー)

政府の予測でいつもはずれるのは,経済成長率。これは経済企画庁が計算しているが,最近は実勢よりつねに高め。要するに成長率を高く見積もらないと,税収の増加も見込めず,予算が作れなくなってしまう。だから,わざを高めの成長率を出しているとしか思えないことも…。

どうも,政府の出す予測,信用ならないなあ。