横山大観、4070センチ・・・

新国立美術館で開催中の大観展(「た」いかん)に行ってきました。「だ」いかん展のチケットはこちらです、という案内の方のことばに思わず笑ってしまって、チケット売り場の女性に変な目で見られてしまいました・・。
まず入り口で迎えてくれたのが「無我」。幼子が無垢な表情で立ちすくんでいる、大観の出世作です。この絵は、同様の構図で東京国立博物館、水野美術館(長野)、足立美術館(島根)にそれぞれ1枚づつあるとのこと。先日、水野美術館のを見たばかりなので、3枚中2枚は見たことに・・。残りを見たくなるのは人情ですね(笑い)。今度、島根遠征だっ。
圧巻は、4070センチ=40メートルの「生々流転」。あまりの長さにびっくりしてしまいました。このほか、夜桜、紅葉などの屏風も、始めて間近で見て、細かい描写もしっかり見られて感動でした。
私は、大観が明治以降の日本画家の中では、絵そのものはもちろん、創造性や思想性、企画力などで他の画家を圧倒していると思っています。東の大観、西の栖鳳と言われますが、100対50(点数化もおかしいのですが・・)ぐらいの差はある。大観、下村観山、菱田春草の3人組の中でも、ダントツでしょう。その大観の力を再認識させてくれた展覧会でした。
(この展覧会、2月11日までが前半。「無我」などは前半だけの展示だそう・・。ご注意を。)