民主党はマニフェストのバージョンアップを

 私は、マニフェストのバージョンアップは許される、というか、歓迎の立場である。「後出しじゃんけん」、と言われるように、後で出す方が有利。今回の自民党のものも、民主党の「バラマキ」や、「財源の不明確さ」を見て、わざわざ消費税増税まで出してきた。
 民主党は、自民党のマニフェストを見て、そして今のマニフェストへの批判を見て、堂々とマニフェストをバージョンアップしていいと思う。私としては、最低、以下の3つは、修正してもらいたいと思っている。
①年金改革について、「7万円を全員に(国費で)」、「所得比例分は、厚生年金、共済年金などを一本化」という大きな方針が出ているのに、改革案のとりまとめが、4年後!これは、あまりに無責任ですよね。政権についてから、1年以内に、改革案をまとめる、が筋でしょう。
②何のための「子供手当」かを明確に!5.3兆円もの巨費(総社会福祉予算の2倍以上)を投ずる以上は、その目的を明確に。たとえば、出生率を、5年後に2.0に、といった指標を掲げるべき。
③分権の議論が抽象的過ぎる。自民党が道州制を掲げている。民主党は、都道府県をどうするのか、基礎自治体をどうするのか、を明確にすべき。かつて民主党は、国ー300基礎自治体を掲げていた。都道府県を廃止。基礎自治体も3-40万人の規模の「市」にまとめあげる、というもの。これを踏襲するのかしないのか、すらこのマニフェストではわからない。これでは、分権の具体的道筋は見えてこない。