民主党vs財務省

 日銀副総裁に、前財務官、渡辺博史氏が政府から提示されたが、彼を民主党が認めるかどうか、8日朝の段階でまだ不透明だ。民主党仙谷由人氏の「財務省出身者ということで、即不同意という機械的な話しはありえない」、は確かに正論だ。政府の財政政策と日銀の金融政策とを調和させるためにも、財務省出身者が、日銀の中枢にいることは必要かもしれない。
 ただ、今までの日本の政治・行政を究極で仕切ってきたのが大蔵=財務省だとすると、そこに風穴を開けないと改革は進まない。そうなると、仙石氏の正論よりは、今は、「天下りはダメ、特に財務省の天下りは絶対にダメ」という駄々っ子のような理屈のほうが、日本の改革には必要なような気がしている。
 武藤敏郎氏、田波耕治氏について、渡辺氏まで国会で否定されると、財務省のメンツは丸つぶれになる。これを、単なるメンツつぶしで終わらせずに、今後の改革の橋頭堡としなければならないのはいうまでもないことだ。