総選挙の経済政策の争点 Ⅱ/Ⅲ

3.②「日銀国債引き受け」

日銀の国債引き受けが、今、注目の手段。政府が財政出動する際に、国債を市場で売却すると、市場の資金を政府が吸い上げて、それを政府が使う、つまり通貨量としてはプラスマイナスゼロであって、インフレ効果はない。

その国債を、日銀が買い取れば、市場からは資金を吸い上げずに、市場の外(日銀)から政府が資金を得ることになる。それを財政で使うことで、市場に資金が追加!!投入されることになる。ここで、通貨>財・サービス、が実現して、デフレをインフレに逆転させることが可能となる。

 

4.デフレ脱却策をどこが打ち出せるか

財政再建(消費税増税)も、産業活性化策も必要。しかし、デフレ脱却策をうたないままの、増税や、産業活性化策は効果がでないばかりか、増税は消費抑制、デフレ加速の懸念も。

増税の必要性は十二分に理解しているが、デフレ脱却策がないままの、増税には私は反対であった。

デフレを脱却して、日本経済が安定的な成長路線に乗るためには、金融政策、財政政策、産業政策が必要。しかし、デフレ脱却ではもっとも効果がある金融政策が、日銀のアンチインフレ・デフレ指向のスタンスの中で効果を出さないまま、ここまで来てしまった。

経済活性化策の中心政策として、「インフレターゲット、その実現の具体策としての国債日銀引き受けによる、市場への直接的な通貨供給増」が必要だと思う。このことをしっかり主張できる政党はどこか、注目したい。