自公連立vs民主・社民連立①

私は、連立政権、自体が「ねじれ」であり、恒常的なものであるべきではないと考えている。政党はそれぞれ独自のマニフェストで選挙を戦うべきであり、それで勝利したところが政権について、誠実にそのマニフェストを実行していくべきである。
 しかし、今の政権与党は、自民党と公明党の連立となっている。その「ねじれ」の象徴が、「定額給付金」であろう。福田政権時の緊急総合対策時から、自民党内にこ定額減税=定額給付金に賛成する意見はほとんどなかった。それが、政策に取り込まれたのは、何よりも公明党の主張による。
 一方、民主党は参議院で過半数を得るためには、社民党との「連立」が不可避。民主党は、第二次補正予算から定額給付金をはずす「修正案」を、社民党と共同提出する構えである。小沢氏は、社民党の福島党首らと会食し、「連立政権でがんばろう」と述べたと伝えられている。
 今は民主党は野党なので、合意できる項目だけで社民党と「連立」すればいい。しかし、政権を取れば、すべての政策について社民党と合意する必要が出てくる。そんなことが可能なのか?
 民主党は次の衆議院選で政権奪取を狙っている。しかし、参議院では過半数をとれておらず、連立政権とならざるをえない。であれば、連立を組む相手=社民党と選挙前に政策合意して、共通に「連立マニフェスト」のようなものを作るべきである。実際、自民党と公明党は、「連立マニフェスト」を公表している。
 こういった「連立」が避けにくいのは、私は衆議院の中途半端な選挙制度によると考えている。(続く)