裁判員制度に、賛成!①

 裁判員制度が導入されました。初日にこの制度の対象として起訴されたものが4件といいますから、実際に裁判が始まるのが数ヶ月後になりますが、その後は、毎日数件づつ、この制度によって判決がでることになります。裁判員に選ばれることに、時間的な拘束はもちろん、人を裁くこと(死刑を含めて)の怖れ、などから多くの人が強い抵抗感をもっているようです。
 現状の裁判制度がうまく機能していれば、なんでこんなに国民に負担を強いる制度を入れるのか、ということになります。しかし、日本の刑事裁判の有罪率は、99.9%。欧米主要国は6割とか7割ですから、異常に高い数字です。検察は、絶対に有罪にできるものしか起訴せず、裁判所は、検察が起訴したものは事実上有罪にする、こんな関係が成り立ってしまっています。
 つまり、有罪か無罪かは、事実上検察が決めてしまっているのです。また、量刑も、検察の求刑を少し下回るとか、また、過去の判決に縛られるとか(一人の殺人には、死刑が適用されない、など・・・)、裁判所が一つ一つの事件について、主体的にしっかり対応しているとしては思えない状況証拠!があるのです。その象徴が99.9%の有罪率でしょう。
 そこに一石を投じようとしてものが、裁判員制度でしょう。この制度で、国民の刑事裁判への関心が、つまり犯罪への関心が高まります。制度的な問題は、今後、修正していけばいいのですが、私は導入自体には「賛成」です。