財務省のタクシー問題(満員電車より個人タクシー)

 公務員の汚職、接待等は繰り返し問題となってきた。財務省(旧大蔵省)などは、ノーパンしゃぶしゃぶでの接待が話題を呼んだものだ。
 しかしまた、タクシー疑惑が浮上。帰宅時に特定の個人タクシーを利用、その個人タクシーから金品の接待を受けていたというのだ。東京のタクシーの一日の売り上げは4万円から5万円。毎日必ず2万円ほどの利用があれば、運転手さんの側から見るとこんなおいしいことはない。そのうちの1割程度をキックバックすることなど簡単。
 一方、利用する官僚の側からすれば、同じ運転手さんであれば、自宅までの道を伝える必要もない。法人タクシーだと運転手さんが交替勤務のため、同じ運転手さんに毎日お願いするわけにはいかないから、どうしても個人タクシーを使うことになる。運転手さんとなじみにもなり、キックバックを受けるのは当たり前、ということになる。
 タクシー料金は、届け出制(一定の上限などの条件あり)。個別の乗客への「差別的取り扱い」はもちろん禁止されているし、「収受した運賃又は料金の割戻しをしてはならない」(第十条)とされている。
 今回のタクシーからの金品接待問題は、「公務員倫理法」以前の、まず道路運送法に違反している可能性が高い。
 うがった見方をすれば、23時頃まで残業していれば、あと1時間半残業して(仮に仕事がなくても)、24時半になれば、なじみのタクシーで帰宅できて、キックバックまである。まじめに23時に帰れば、混んだ電車で立って帰る・・。どうしても前者を選ぶのではないか。
 厳正な処分が必要。とりあえず、癒着が生じる個人タクシーの利用をまずは停止すべきではないか。