足利事件と裁判員制度

 裁判員制度が導入され、7月には実際の裁判も始まる予定である。その中で、足利事件で無期懲役で服役中の「犯人」が釈放された。
 今の日本の刑事裁判の問題点、①起訴されたら99.9%有罪となること、②自白(捜査段階)が偏重されること、が見事に示された。
 裁判員制度の導入に是非はある。しかし、現状の刑事裁判に問題がなければいいが、足利事件で明らかになったような問題がある以上、この制度の導入がこういった「えん罪」を防ぐ手段になることを期待したい。プロ中のプロである、警察が逮捕し、検察が起訴し、地裁、高裁、最高裁が有罪を決めた。ここに、プロのミスを防ぐ、アマチュアである裁判員の健全な目が期待されているのだ。