金融危機対策、規模とスピード

 13日のアジアから、ヨーロッパ、アメリカと株式市場は高騰。14日の連休明けの日本も、1000円の急騰で前場を終えた。世界の市場に、アメリカ、ヨーロッパの公的資本注入を含む大胆な金融危機対策が評価された。このような対策は、規模とタイミングを失すると、市場は評価しない。
 ここまで金融危機が世界的に拡大したのは、アメリカの対応が、too late, too small だったからに他ならない。ノーベル賞を受賞したクルーグマンが指摘している通りである。
 さて、金融危機は、今回の措置で緊急回避は可能であろう。しかし、今週、アメリカの主要企業の業績が公表される。金融危機が一般企業の経営にダメージを与えるのは間違いない。アメリカの企業が、その影響を大きく受けているようだと、金融機関→一般企業→金融機関という負のスパイラルに落ち込む可能性も否定できない。まだ予断を許さない世界経済の動向である。