関哲夫商工中金初代社長

 10月1日、商工中金が、政府設立の株式会社となる(民営化)。その初代社長に、元新日鐵副社長の関哲夫が就任する。1975年以来、経産省の天下りポストだった理事長職に、民間人の関氏が社長として乗り込む。
 関氏とは、郵政公社時代に「関連法人見直し委員会」でご一緒だった。半年ほどの集中的な作業を行ったが、その間の関氏の、公平、公正な考え方に何度も脱帽させられた。私のもっとも敬愛する財界人の一人である。その関氏が、5年から7年後の、2012年から14年の完全民営化=政府株の全株売却、設立根拠法の廃止=に向けての舵を取ることになる。
 大変困難な作業だと思う。特殊法人の悪弊を一掃しながら、新たな中小企業金融の在り方を模索していかなければならない。その間に、経営基盤を維持・拡大しながら相応の利益を出して、上場・政府株の売り出しをスムーズに進めなければならない。
 
 混乱する国際経済の中で、日本経済の中核を担いながらも日本経済の「弱い輪」とされている中小企業を、どう活性化させていけるのか・・・。関氏の手腕に期待したい。(と、第三者的に書きましたが、先日関氏にお会いしたときに、「私のできることならなんでも応援させてください」、とお伝えしています。)