防衛省、総取り替え・・

 イージス艦と漁船の事故当日の19日(火)、イージス艦あたごの航海長をヘリコプターで防衛省の大臣室に呼び寄せて事情聴取していたことが発覚。このこと自体の問題の前に、事務次官の記者会見、これは歴史に残る迷場面になるでしょう。たった一週間前の出来事を、エリート中のエリートの優秀な官僚が「なぜ、大臣室で聴取を?」「わからない・・・」、「どんな議論が」「覚えていない・・」、「あなたは質問したのか」「覚えていない・・」。
 要するに、公にできる議論や質疑ではなかった、ということでしょう。この場に同席した大臣、次官ら全員のクビが飛ぶでしょう・・・。
 防衛省の危機管理とは、国家とか国民の安全のための危機管理ではなく、省という組織の危機管理であったことが、これで明らかになってしまいました・・・。
 今回の事故は、私自身が船舶免許を持っているため、他人事とは思えずいくつかこのブログでコメントしました。イージス艦と漁船の優先関係は、100%漁船に。衝突したということは、100%イージス艦に責任があります。
 また、漁船の灯火を確認できなかった可能性も皆無に近い。あの天候では、一番気をつけなければならない、右舷側に見える赤い灯火は、10分以上、はっきりと視認できたはず。レーダーは言うに及ばず・・・。これを無視したというのも、信じられない・・・。
 その一方で、当ブログにすでに書いたように、漁船が回避の操船をしなかったのも疑問が残ります。実際にボートを操縦する身としては、7トン程度の漁船とイージス艦とを比べると、原付バイクと大型トラックみたいな感じです。
 いくら原付側が優先といっても、とても大型トラックに向かっていけるものではありません。こちらがわで、回避行動を取ってしまうものです・・・(数千トンの船は、引き波=船舶の後ろにできる波=だけでもモーターボートには大影響。そばによりたくないのです・・・)。
 しかし、大型トラックであるイージス艦側に、責任があるのは間違いない。向かってくる漁船に、汽笛をならすなり、ライトを点滅するなりのシグナルを送り、それでも向かってきたら、回避行動を取るのがルール。「漁船がよけるのが当たり前」といった、許されない「おごり」があったのでしょうね。