麻生総理のもうひとつのKY(空気読めない)

 今、思い出すのが福田前総理の「あなたと違うんです」発言。解散は総理の専権事項と言われています。総理には与党や自らのもっとも都合がいい時期に、解散することができるわけで、その意味で「専権」ではあるのです。しかし、それには絶対的な前提条件が。
 解散した総理が、そのまま与党の次期総理候補となるわけです。ですから、麻生さんが解散すれば、与党は麻生さんを次期総理として総選挙を戦うということです。今の自民党の空気は、麻生さんを次期総理候補として総選挙は戦えない、が大半になりつつあります。その空気が読めれば、じつは、麻生総理の解散権は発動できないものになってきてしまっている、ということです。
 福田前総理の発言の前には、「わたくしは自分を客観的に見ることは出来るんです。」がありました。これは、「自分の人気では、総選挙を戦えない、」ということを、自分は読めている、つまりKY=空気読めない、ではない、と言ったんだと思います。そして、昨年秋の臨時国会中に解散に追い込まれる可能性がある、とも「客観的に」」見ていたわけです。
 この結果、解散の可能性がある→その解散権を行使できない→総選挙を戦える人(麻生氏)に政権委譲、ということだったのでしょう。
 そういうものとして、政権を禅譲された麻生総理は、人気凋落。解散権を行使できないところに追い込まれてしまいました。福田総理の「あなたとは違うんです」のあなたが、質問した記者でなくて、ダブルのKYの麻生氏を指すことになってしまったら、何のための政権委譲だったのか、ということになってしまいますね・・・・。
 それにしても、自民党に麻生氏に変わって選挙を戦える候補がいるのかどうか・・・。与謝野、桝添、小池・・・。いずれも、帯に短したすきに長し、という感じがしちゃうのですが・・・・・・・・・・。