麻生軍団の崩壊と衆議院選

 麻生総理は、派閥(為公会)としては20人ほどの弱小派閥。この中での有力議員は、「麻生氏の足の裏の絵をかける」と豪語(といっても、意味がわかりませんが・・)した鴻池氏。しかし、派閥外に強力な援軍が。麻生氏を個人的に支えるのが、NASAの会と称される、N(中川昭一)、A(麻生)、S(菅義偉)、A(甘利)の4人と、総裁選で麻生支持を続けた鳩山邦夫氏。
 この中から、菅氏をのぞく4人が内閣に。しかし中川、鴻池、鳩山の3人が去り、いま閣内に残るのは甘利氏ただ一人。内閣支持率が再度急落した麻生氏の孤独感はいかばかりか・・・・。
 その麻生氏が最後にすがるのは、郵便不正事件かもしれない。心身障害者向けの料金引き下げを悪用したこの事件。罪は罰金30万円(郵便法84条。郵便事業内部者は、1年以下の懲役か50万円)と重いとは言えない。しかし、料金を免れた額は、年40億円として、時効期間の3年だけでも100億円を大きく超える。犯罪の金額としては極めて大きいのである。検察(大阪地検特捜部)が本気になるのはわかる。
 郵政側の逮捕者は、控訴されずに科料で決着。問題は、ニゼ団体を「障害者団体」と認定した厚生労働省に移っている。この不正認定に関わったとして女性局長が逮捕された。この局長が、団体側から金品を受け取っていたら論外であるが、まともな官僚がこのあやしげな団体から金品を受け取るとは思えない。女性局長が不正に関与したとすると、国会議員による依頼、つまり議員案件以外にはないとみるのが常識だあろう。
 検察は事件を立件するためには、「動機」を重視する。となると、女性局長に依頼した側を明らかにせざるをえないはずだし、その自信もあるのだろう。そこで巷間噂されるのが、民主党の議員・・・。こうなると、小沢氏秘書逮捕の二の舞。麻生氏が解散のタイミングを見る上で、最後にすがるのがこれではないか・・。
 それにしても、政策ではなくて、検察の動向に左右される政局。情けない話である。