選考基本方針と推薦理由書

東洋大学学長選考の基本方針 
2019年5月28日 東洋大学学長選考委員会委員長 安齋 隆

1.東洋大学の創立者井上円了博士の建学の精神を正しく継承し発展させる意思とビジョンを有すること。
2.高潔な人格と優れた学識を備え、真理探求への高い志と教育への揺るぎない情熱を有していること。
3.グローバル化する現代社会の発展に貢献する国際的に優れた水準の大学へ成長させていく意欲とビジョンを持って、「スーパーグローバル大学」にふさわしい国際性、先見性、独創性、多様性を備えた教育研究活動を導く
4.学生の学業及び諸活動を奨励し、活性化を図る包容力を備えていること。
5. 理事会及び教職員との円滑な合意形成を図り、大学の存立基盤強化のための組織運営を行う能力を有すること。
6. これら基本を忠実に守るとともに、大学を取り巻く急激な環境変化に機敏に対応する柔軟性を有していること。

推薦理由書 
推薦代表者 高橋豊美

 このたび、松原聡氏を学長候補者として推薦するにあたり、氏の経歴と識見を東洋大学学長選考基本方針に掲げられた要件にそって紹介いたします。

1.松原聡氏は、1994年に着任し、2015年からは副学長として、井上円了博士の建学の精神を盛り込んだ「東洋大学スタンダード2021」を次期カリキュラム改訂に向けて策定するなど、建学の精神を継承したビジョンの実現に大きく貢献してきました。

2.学外においては、日本公共政策学会の会長、日本経済政策学会の副会長等の大規模学会の要職、政府の各種委員等を歴任し、その識見は社会から高く評価されています。また、ICTを活用した教育方法の開発に早期から取り組み、自らの講義にも取り入れるなど、教育と研究に傾ける情熱は際立っております。

3.東洋大学国際交流センター創設時に初代副所長を務め、学術研究のための海外交流や国際会議等の開催に尽力するなど、国際性、先見性は抜きんでております。

4.学生の活動に対する支援については、ゼミナールや野球部の学生を引率した島根県立津和野高校との交流、同県「萩・石見空港マラソン」の支援等、学外でも活性化に取り組んできました。

5.この4年間余りは副学長の立場で、教職員と協働し各種組織を運営してきました。2‍0‍1‍6年度には男女共学100周年記念事業を成功に導き、各種メディアで取り上げられた「女性活躍インデックス」の策定を主導しました。本学のダイバーシティの実現にも尽力しており、このたびの推薦人にも、女性5人、外国籍教員2人が加わっています。また、高等教育推進センター長として、GPAの活用支援、新任教員FD研修の充実等に意欲的に取り組んでいます。

6.経済政策の分野における傑出した社会科学者でもあります。2004年には『人口減少時代の政策科学』(岩波書店)を公刊し、次代の課題を予見するなど、環境の変化を見極め、針路を示す氏の先見性と機動性には目をみはるものがあります。現在、AI時代における大学の役割を見据えた大型研究プロジェクトを牽引しています。

 私は一昨年より、特に高等教育推進、カリキュラム改訂に関して松原氏と協働してきました。対話を重視し、多様な観点、意見を尊重しながら最善の解を見いだそうとする姿勢に共感しております。松原聡氏が本学の舵取りを担うにふさわしい資質と能力とを備えていることを確信し、同氏を次期学長に推薦するものです。

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