G8の終焉と日本

 日本はアジア唯一のG8国である。福田元総理が、G8=洞爺湖サミットの開催にこだわあったように、国際社会での日本の誇りの象徴でもあった。しかし、そのG8が、中国などを含んだG20にその地位を奪われることとなった。当然である。中国、インドなどの新興国を抜きにして、もはや世界経済を語るのは困難である。
 中国の今年の4-6月期のGDPは、対前期(1-3月期)比15%増となった。ますます、来年の日中のGDP逆転は確実なものとなった。
 ここで考えたいのが、国連である。G8は、議題を経済問題に限定することで、国連の領域侵犯を避けてきた。G20となると、世界のGDPの8割を占める。より、国連との関係が微妙になる、世界のすべての国が集う国連はなによりも重要な存在である。しかし、安全保障理事会の5カ国は、第二次世界大戦の戦勝国という以上の存在根拠はない。ここで、G20の国々を常任理事国化するような議論が起きてもいいのではないか。