イールドカーブと米大統領選挙

一般に銀行の定期預金の金利は、1年のものより2年のものが高いというように、期間が伸びるほど、金利はあがる。グラフの縦軸に金利、横軸に期間(残存期間)を取れば、右上がりの曲線となる。これがイールドカーブである。

しかし、将来的に景気が悪化すると予想されると、その影響を受けにくい短期金利が変わらず、長期金利だけが低下していく。この場合、イールドカーブは、右下がり(期間が伸びるほど、金利が低くなる)となる。この右下がりの曲線を「逆イールド」と呼ぶ。

今、米英でこの「逆イールド」が生じている。景気悪化が予想され、それを受けて長期金利が低下したからである。この逆イールドは、今後の景気予測が、単なる予測にとどまらず市場の判断として客観的に「悪化」と数値で出てくるため、株価にも影響が出るくるのである。

今日2019年8月15日の東証株価、大きく値を下げることが予想される。

それにしても、今回の世界的な景気の悪化は、どうみても米中貿易戦争。仕掛けたのはトランプ大統領だが、大統領選挙には対中強硬路線を示すことのプラスと、景気悪化によるマイナスの影響が。さて、今後のトランプ大統領の戦術は?